災害関連情報:現地救護センターの活動 – 登米地区動物救護センター

現地救護センターの活動

登米地区動物救護センター

宮城県獣医師会に救援本部が立ち上がったとの連絡があり、3月22日登米地区のボランテイア登録獣医師を召集した。当センターは気仙沼市、南三陸町、歌津町が担当となり、栗原地区動物救護センターと連携して救援活動の計画を立てた。また気仙沼市の獣医師の方々には各避難所の情報をいただいた。

  • ① 活動期間(平成23年3月25日〜3月30日)の巡回場所については登米保健所より避難所(学校・公民館等)のデータを取り寄せ1日2〜4か所を設定した。巡回時間は獣医師2人体制とし、午前9時に登米保健所を出発し午後2時ごろまでに帰ることと決めた。
  • ② 活動内容は治療イヌ3頭・ネコ2匹、健康相談3件、巡回避難所15ケ所、避難所に支援物資(イヌ・ネコの餌など)の搬入、被災2週間後で各避難所とも生活関連物資の不足が目立ち、その支援であった。被災直後ということもありこの期間では十分な支援活動ができなかった。
  • ③ 4月に入って、各ボランティア獣医師の病院休日を利用して20ケ所の避難所等で救援活動を行った。4月は延べ12日間、獣医師延べ18名活動した。各先生方は避難所巡回にも慣れ、訪れた避難所で得た情報で次の避難所を決めたり、他の先生に情報を伝え必要な診療や物資の搬入を円滑に行っていた。4月治療、イヌ5頭、ネコ5匹、健康相談5ケ所で実施した。被災動物の一時預かりは動物病院に合計イヌ17頭であった。